尻の鍛え方筋肉2本
尻は大臀筋・中臀筋・小臀筋の3層で、形と骨盤の安定の両方に関わる。

まず押さえること
スクワットをしているのに尻に効かない、という声が最も多い部位です。
原因は動きの作り方にあります。膝を曲げてしゃがむと、もも前が主に働きます。腰を後ろに引いてから下ろすと、股関節が動いて尻が使われます。 この動きをヒップヒンジと呼びます。
まずヒップリフトのような単純な種目で、尻に力が入る感覚を確かめてから、スクワットに戻る順番が確実です。
尻の筋肉
| 筋肉 | 場所 | 使われる動き |
|---|---|---|
| 大臀筋 | 尻の表層。単体では体でいちばん大きい | 股関節を伸ばす |
| 中臀筋 | 骨盤の横 | 脚を外に開く・骨盤を安定させる |
| 小臀筋 | 中臀筋の下 | 骨盤を安定させる |
中臀筋は見た目には出にくい場所ですが、片脚で立ったときの安定に関わります。 ここが弱いと、歩くときに骨盤が左右に落ちます。
自宅でできる種目
| 種目 | 狙う場所 | 器具 | 音 |
|---|---|---|---|
| ヒップリフト | 大臀筋 | なし | 静か |
| ヒップスラスト | 大臀筋 | 台・ダンベル | 中 |
| ブルガリアンスクワット | 大臀筋・もも前 | 台 | 静か |
| ランジ | 大臀筋・もも前 | なし | 静か |
| クラムシェル | 中臀筋 | チューブ | 静か |
| ヒップアブダクション | 中臀筋 | チューブ | 静か |
チューブが1本(1,000〜3,000円)あれば、中臀筋の種目が揃います。 費用対効果が最も高い買い物になります。
効いているかの確かめ方
| 種目 | 効いていれば感じる場所 |
|---|---|
| ヒップリフト | 尻の中央 |
| ブルガリアンスクワット | 前に出した脚の尻 |
| クラムシェル | 骨盤の横 |
もも前だけが張る場合、動きが膝主体になっています。腰を後ろに引く動きを、鏡で横から確認してください。
よくある間違い
1. 腰を反って持ち上げている ヒップリフトで腰が反ると、腰の筋肉が働きます。肋骨を下げたまま、尻の力で上げます。
2. 回数だけ増やしている 自重のヒップリフトが30回できるようになったら、片脚にするか重さを持ちます。
3. 中臀筋を飛ばしている 大臀筋の種目だけだと、骨盤の安定は変わりません。チューブの種目を1つ入れてください。
この部位の筋肉
2本よくある質問
- スクワットをしても尻に効きません
- 膝を曲げる動きが主になっていると、もも前が働きます。腰を後ろに引く動き(ヒップヒンジ)を先に覚えます。
- 尻は毎日やっていいですか
- 大臀筋は大きな筋肉です。他の部位と同じく、回復の時間が要ります。週2〜3回が扱いやすい頻度です。

