腹の鍛え方筋肉3本
腹には腹直筋・腹斜筋・腹横筋の3つがあり、それぞれ違う動きで使われる。

まず押さえること
腹筋を鍛えることと、お腹の脂肪を落とすことは別の話です。
腹筋は誰にでもあります。見えるかどうかは、その上に乗っている脂肪の厚さで決まります。鍛えれば筋肉の厚みは出ますが、脂肪はそこから優先して落ちません。「腹筋を割る」は、鍛える話と食事の話の両方になります。
ここを最初に書いているのは、腹筋の記事の多くが「毎日100回」で終わっているからです。回数を増やしても、脂肪の量は変わりません。
腹の3つの筋肉
| 筋肉 | 場所 | 使われる動き |
|---|---|---|
| 腹直筋 | 正面。いわゆる「割れる」場所 | 体を前に丸める |
| 腹斜筋 | 脇腹。外側と内側の2層 | 体をひねる・横に倒す |
| 腹横筋 | 最も深い層。腹巻きのように巻いている | お腹を引き込む・体幹を安定させる |
「下腹が出る」という悩みは、腹直筋ではなく腹横筋の話であることが多くなります。 内臓を支える層が働いていないと、脂肪の量に関わらず前に出て見えます。
自宅でできる種目
| 種目 | 狙う場所 | 器具 | 音 |
|---|---|---|---|
| クランチ | 腹直筋(上部) | なし | 静か |
| レッグレイズ | 腹直筋(下部) | なし | 静か |
| プランク | 全体・体幹 | なし | 静か |
| サイドプランク | 腹斜筋 | なし | 静か |
| ドローイン | 腹横筋 | なし | 静か |
| 膝コロ(アブローラー) | 全体 | 腹筋ローラー | 静か |
腹はすべて静かにできます。 集合住宅でも音を気にせず始められます。マットがあれば背中も痛くなりません。
回数の目安
| 段階 | 種目数 | 回数 | 週の回数 |
|---|---|---|---|
| 始めたばかり | 2 | 10〜15回×2セット | 週2 |
| 慣れてきた | 3 | 15〜20回×3セット | 週2〜3 |
プランクのように時間で行う種目は、20秒から始めて60秒を目標にします。時間を伸ばすより、姿勢を保てる範囲で行う方が意味があります。
よくある間違い
1. 首で引き上げている クランチで首が痛くなる場合、手で頭を引っ張っています。手は添えるだけにして、胸から丸めます。
2. 反動で起き上がっている シットアップで足を固定して勢いをつけると、股関節の筋肉が主に働きます。腹に効かせたいなら、丸める範囲を小さくしてゆっくり行います。
3. 立ちコロから始める 腹筋ローラーは、いきなり立った姿勢から行うと腰を痛めます。膝をついた形から始めてください。
次に見るもの
腹だけ鍛えても見た目は大きく変わりません。体幹全体と、背中を合わせて鍛える方が姿勢が変わり、結果として腹まわりの見え方も変わります。
この部位の筋肉
3本よくある質問
- 腹筋を毎日やっていいですか
- 他の部位と同じで、回復の時間が要ります。毎日行うより、週2〜3回で回数や負荷を上げる方が扱いやすいです。
- 腹筋をすればお腹の脂肪が落ちますか
- 特定の場所を鍛えても、そこから脂肪が優先して落ちるわけではありません。脂肪を減らすのは食事とカロリー収支の話になります。


