魚から摂る場合の量と種類
魚をタンパク質量で並べ、脂質の多い魚と少ない魚を分けました。缶詰との違い、下ごしらえの手間を減らす方法まで整理しています。
この記事で分かること魚を「脂質の多い群・少ない群」に分けて並べ、缶詰と刺身を含めた1食あたりの単価と手間を比べている

脂質の少ない魚
| 食品(生・100g) | タンパク質 | 脂質 | kcal |
|---|---|---|---|
| まぐろ 赤身 | 26.4g | 1.4g | 115 |
| びんちょうまぐろ | 26.0g | 0.7g | 111 |
| かつお(春) | 25.8g | 0.5g | 108 |
| たら | 17.6g | 0.2g | 72 |
| えび(バナメイ) | 19.6g | 0.6g | 82 |
| いか | 17.9g | 0.8g | 76 |
| たこ | 16.4g | 0.7g | 70 |
| ほたて(貝柱) | 16.9g | 0.3g | 82 |
| かれい | 19.6g | 1.3g | 89 |
まぐろ赤身とかつおは、タンパク質1gあたり4.2〜4.4kcalです。鶏胸肉と同じ水準にあります。
脂質の多い魚
| 食品(生・100g) | タンパク質 | 脂質 | kcal |
|---|---|---|---|
| さば | 20.6g | 16.8g | 211 |
| ぶり | 21.4g | 17.6g | 222 |
| さんま | 18.1g | 25.6g | 287 |
| いわし | 19.2g | 9.2g | 156 |
| 鮭(白鮭) | 22.3g | 4.1g | 124 |
| あじ | 19.7g | 4.5g | 112 |
| まぐろ 中トロ | 20.1g | 17.6g | 253 |
脂質が多いことは、この群では欠点になりません。 含まれる脂肪酸が違うためです。
EPA・DHA
青魚に多く含まれる脂肪酸です。厚生労働省の食事摂取基準では、EPAとDHAを合わせて1日1g以上を目安として示しています。
| 食品 | 1食分 | EPA+DHA |
|---|---|---|
| さば(生・80g) | 1切れ | 約2.2g |
| さば水煮缶(190g) | 1缶 | 約2.6g |
| いわし(生・80g) | 1尾 | 約1.4g |
| さんま(生・100g) | 1尾 | 約3.8g |
| 鮭(生・80g) | 1切れ | 約0.8g |
| まぐろ赤身(80g) | 刺身5〜6切れ | 約0.1g |
赤身のまぐろにはほとんど入っていません。 タンパク質を摂る目的と、EPA・DHAを摂る目的は別の魚になります。
缶詰との比較
| 商品 | 内容量 | タンパク質 | kcal | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|
| さば水煮缶 | 190g | 約39g | 約340 | 150〜250円 |
| さば味噌煮缶 | 190g | 約31g | 約400 | 150〜250円 |
| ツナ缶(水煮) | 70g | 約12g | 約50 | 100〜130円 |
| ツナ缶(油漬け) | 70g | 約12g | 約190 | 100〜130円 |
| いわし水煮缶 | 150g | 約30g | 約250 | 130〜200円 |
水煮と油漬けでカロリーが4倍近く変わります。 味付け缶には砂糖・みりんが入るため糖質が加わります。
缶詰は骨まで食べられるため、カルシウムが生の魚より多く摂れます。
手間を減らす
魚を続けにくい理由は、下ごしらえと後片付けです。
| やり方 | 中身 |
|---|---|
| 缶詰を常備する | 開けるだけ。常温保存できる |
| 刺身を買う | 調理が不要。単価は上がる |
| 骨取り・切り身の冷凍品を使う | 焼くだけ。1切れ150〜250円 |
| 電子レンジ用の調理容器を使う | 匂いと洗い物が減る |
「魚を毎日焼く」を前提にすると続きません。 週に何回作れるかで決めます。
種類を偏らせない
厚生労働省は、妊娠中の方に向けて、水銀の摂取量の目安を示しています。対象は、めかじき・きんめだい・くろまぐろ・めばちまぐろなどの大型の魚です。
| 対象 | 目安 |
|---|---|
| きんめだい・めかじき・くろまぐろ等 | 週1回(1回約80g)まで |
| きはだ・びんなが・めじまぐろ・かつお等 | 特に注意は示されていない |
妊娠中の方は、厚生労働省の資料をご確認ください。 妊娠していない方についての制限は示されていませんが、同じ魚だけを続けない方が栄養は揃います。
よくある質問
- 魚は肉より効率がいいですか
- タンパク質の量では大きく変わりません。魚にはEPA・DHAが含まれる点が違いになります。
- 缶詰でも同じですか
- タンパク質はほぼ同じです。水煮は油漬けよりカロリーが低く、味付け缶には糖質が入ります。
- 毎日食べても問題ありませんか
- 種類を偏らせないでください。大型魚(まぐろ・めかじきなど)は水銀の摂取について、妊娠中の方向けの目安が示されています。


