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WPCとWPIは何が違い、誰が選ぶべきか

2026年9月3日 更新

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製法の違いと、値段の差が何に対する差なのかを整理します。WPIと書いてある製品でも含有率が70%を切ることがある理由まで、実際の栄養成分表示で確かめます。

この記事で分かること市販20点の栄養成分表示を集計し、WPIと名の付く製品が68.9%と92.4%に分かれる例を挙げて、製法名と製品の含有率が別物であることを示している

目の粗いこし器と細かいこし器の2つのじょうごで牛乳をこしているイラスト

WPCとWPIは、牛乳からタンパク質を取り出すときの絞り方の違いです。 WPCは膜でこして濃くしたもの、WPIはさらにイオン交換などで乳糖と脂質を落としたものを指します。

3つの製法

製法呼び方原料としての含有率乳糖値段
WPC濃縮乳清タンパク70〜80%残る安い
WPI分離乳清タンパク85〜90%ほとんど残らない高い
WPH加水分解乳清タンパク85%前後ほとんど残らない最も高い

この表は「原料」の数字です。袋に入って売られている製品の数字ではありません。ここがいちばん誤解されます。

製品の含有率は、製法名では決まらない

市販20点の栄養成分表示から、100gあたりのタンパク質量を出しました。

製品製法製品としての含有率
明治 ザバス プロ WPI クリアWPI92.4%
ボディウイング ホエイプロテイン ナチュラルWPC78.0%
NICHIGA ホエイプロテイン100 プレーン味WPC77.5%
GronG ホエイプロテイン100 ベーシックWPC72.0%
ビーレジェンド WPCプロテインWPC68.0%
ULTORA ホエイプロテイン WPI100WPI68.9%

同じWPIでも、92.4%と68.9%に分かれています。下のほうは、WPCの製品より低くなっています。

理由は、味と飲みやすさのために別のものを足しているからです。ULTORA WPI100 の原材料表示には、乳清たんぱくのほかに、ガラクトオリゴ糖・難消化性デキストリン・食物繊維・L-カルニチン・ビタミン13種類が並びます。1食35gのうち、タンパク質は24.1g、炭水化物が7.0gです。

足したぶん、タンパク質の割合は下がります。悪い製品という意味ではありません。ビタミンを別で買わずに済む、という値段の付き方をしています。

どちらを選ぶか

判断の材料は2つだけです。

1. 牛乳を飲んでお腹を下すか

下さないなら、WPCで足ります。乳糖が残っていても困りません。下すなら、乳糖の少ないWPIに替えると変わることがあります。それでも合わなければ、原料を大豆にしたソイプロテインがあります。

2. タンパク質1gあたりでいくらか

製法名ではなく、割り算の結果で比べます。

タンパク質1gあたりの単価=価格 ÷(内容量 × 含有率 ÷ 100)

20点のうちWPCは12点あります。1gあたり5.45円から12.69円まで開きました。2.3倍の開きが、同じ製法の中にあります。

WPIの2点も、8.17円(含有率92.4%)と11.58円(含有率68.9%)に分かれます。製法名では値段も含有率も決まりません。

WPHが要る人はほとんどいません

WPHは、タンパク質をあらかじめ細かく切ってある製法です。吸収が速いとされますが、値段が上がるわりに、日常の食事の中で差が出るかどうかは分かりません。先に見るのは製法ではなく、1日に足りているかどうかです。

まとめ

  • WPC・WPIは絞り方の違いで、乳糖の残り方が変わる
  • 原料の含有率と、製品の含有率は別。WPIと書いてあっても、92.4%の製品と68.9%の製品がある
  • 牛乳で困らないならWPCで足りる
  • 決め手は製法名ではなく、タンパク質1gあたりの単価

含有率と単価はプロテインの比較表に20点ぶん並べてあります。手持ちの製品で計算したい場合は、プロテインの1g単価を出すを使ってください。

数値は2026年9月3日時点の各社公表値です。

WPI(乳糖を減らしたもの)

押すと各店の販売ページに移ります

20点のうちWPIは2点。そのなかで単価の安い順です。

タンパク質1gあたり8.92円

種類ホエイ / WPI内容量840g含有率92.4%人工甘味料入っている

PR|2026年9月10日時点の値段で計算しています。セールとポイント還元で順位は変わります。買う前に販売ページで確かめてください。

タンパク質1gあたり13.03円

種類ホエイ / WPI内容量1,000g含有率68.9%人工甘味料入っていない味の数3種

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20点すべてを単価の表で見る →

計算してみる

よくある質問

WPCとWPIはどちらを買えばいいですか
牛乳でお腹を下さないなら、WPCで足ります。同じタンパク質1gあたりの値段はWPCの方が安く済むことが多いためです。
WPIなら含有率が高いのではないですか
原料としてのWPIは高いのですが、製品にビタミンや食物繊維を足すと下がります。WPIと書いてある製品でも、68.9%のものと92.4%のものがあります。
乳糖不耐症ですが飲めますか
乳糖の量はWPIの方が少なくなります。ただし体質の話なので、量を減らして試すか、大豆を原料にしたものに替えてください。体調に不安があれば医師にご相談ください。

この記事に出てきた言葉

用語辞典 →
ホエイプロテイン
牛乳から作られるプロテインの一種。プロテインの中で最も広く売られている。
ソイプロテイン
大豆から作られるプロテインのこと。乳製品を使っていない。
タンパク質
筋肉や臓器、髪や爪の材料になる栄養素のこと。1gあたり4kcal。
食物繊維
消化されない炭水化物のこと。炭水化物のうち、糖質を除いた部分にあたる。
WPC
ホエイプロテインの製法の一つ。タンパク質の含有率は70〜80%程度で、価格が安い。
WPH
ホエイプロテインをあらかじめ分解しておいた製法のこと。3つの製法の中で最も高い。
次にやることジムを考える一人では続かなかったら。総額・通える時間・解約の条件の3つで絞ります。