カーボアップ・チートデイの考え方
停滞したときに糖質を戻す方法として語られる2つを分けて整理し、何を根拠にした話か、いつやるか、どれくらい戻すかをまとめました。
この記事で分かることカーボアップとチートデイを目的・期間・量で分けて表にし、混同されている点を切り分けている

2つは別のもの
同じ文脈で語られますが、目的が違います。
| 項目 | カーボアップ | チートデイ |
|---|---|---|
| 目的 | グリコーゲンを満たす | 制限を一時的に外す |
| 対象 | 糖質だけ | 食事全体 |
| 期間 | 1〜3日 | 1食〜1日 |
| 量 | 決めて摂る | 決めないことが多い |
| もともとの出どころ | 持久系競技の調整法 | 減量中の習慣として広まった言い方 |
カーボアップには元になった方法があります。 マラソンなど持久系競技で、試合前にグリコーゲンを満たしておく調整法です。チートデイは、そこから離れた使われ方をしています。
カーボアップの中身
体内のグリコーゲンは300〜500g程度です。糖質を減らしている間、ここが減っています。
| やること | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 1〜3日 |
| 糖質の量 | 体重1kgあたり5〜8gを目安にする例がある(体重60kgで300〜480g) |
| 脂質 | 増やさない。糖質だけを増やす |
| 体重の動き | 1〜2kg増える。グリコーゲンと水分 |
脂質を増やさないところが要点です。 糖質と脂質を同時に増やすと、カロリーが大きく積み上がります。
チートデイと呼ばれているもの
「停滞したら好きなものを食べる日を作る」という形で語られます。代謝が戻る、という説明が付くことがありますが、はっきりした根拠は確認できません。
実際に起きていることとして説明できるのは次の範囲です。
| 起きること | 説明できる範囲 |
|---|---|
| 体重が一時的に増える | グリコーゲンと水分。数日で戻る |
| 気持ちが続きやすくなる | 制限を続ける負担が下がる |
| 摂取カロリーが増える | 量を決めなければ数千kcalになることがある |
当サイトでは、代謝への影響を根拠として書きません。
停滞したときに先に見るところ
停滞が続いたとき、糖質を戻す前に確認することがあります。
| 確認 | 中身 |
|---|---|
| 本当に停滞しているか | 体重は日ごとに1kg前後動く。週の平均で3週続けて動かないかを見る |
| 摂取量が増えていないか | 記録が途切れていないか。間食・調味料・飲み物 |
| 消費量が落ちていないか | 体重が落ちると必要カロリーも下がる |
| 睡眠と体調 | 睡眠が短い時期は体重が動きにくい |
多くの停滞は、記録が途切れている時期と重なります。 ここを見ずに糖質を増やすと、原因が分からないままになります。
やるなら決めておくこと
| 決めること | 例 |
|---|---|
| 日にち | 前もって決める。その日以外はやらない |
| 量 | 糖質を体重1kgあたり何gまでにするか |
| 内容 | 糖質だけを増やす。揚げ物・菓子で脂質を重ねない |
| 翌日 | 元の水準に戻す。体重の増加は水分として扱う |
量を決めずにやると、それまでの数週間分と釣り合うことがあります。 決めてから入るところが、カーボアップとの違いです。
相談が必要な場合
糖尿病の治療を受けている方は、糖質を一度に大きく増やす食べ方をしないでください。 血糖の管理に関わります。主治医の指示に従ってください。
計算してみる
よくある質問
- カーボアップとチートデイは同じですか
- 違います。カーボアップはグリコーゲンを満たすために計画して糖質を増やす方法で、チートデイは制限を一時的に外す日を指す言い方です。
- 何日ごとにやればいいですか
- 決まった正解はありません。停滞が2〜3週間続いた場合に検討する、という置き方が扱いやすいです。
- 好きなだけ食べていいのですか
- 制限のない日にすると、1日で数千kcal入ることがあります。量を決めずにやると、それまでの数週間分と釣り合います。


