GI値の読み方と、実際の使いどころ
GI値が何を測った数字か、GL値との違い、同じ食品でも数字が変わる条件を整理しました。使える場面と使えない場面を分けています。
この記事で分かることGI値とGL値を同じ食品で並べ、実際に食べる量を反映すると順番が変わることを示している

何を測った数字か
GI値(グリセミック・インデックス)は、その食品を食べたあとの血糖の上がり方を、ぶどう糖を100として比べた数字です。
| 区分 | GI値 |
|---|---|
| 高GI | 70以上 |
| 中GI | 56〜69 |
| 低GI | 55以下 |
比べているのは、糖質50g分に相当する量です。 「その食品を100g食べたとき」ではありません。ここが読み違えられます。
主な食品のGI値
| 食品 | GI値 |
|---|---|
| 白米 | 約76〜88 |
| 玄米 | 約55〜68 |
| 食パン | 約70〜91 |
| 全粒粉パン | 約50〜74 |
| うどん | 約55〜80 |
| そば | 約46〜59 |
| じゃがいも(茹で) | 約78 |
| さつまいも(茹で) | 約44〜63 |
| にんじん | 約39〜71 |
| りんご | 約36 |
| バナナ | 約51 |
| 牛乳 | 約27 |
| 大豆 | 約16 |
値に幅があります。 産地・品種・調理法・測定方法で変わるためです。1つの数字として覚えるものではありません。
GL値:実際に食べる量に直す
にんじんのGI値は高めに出ますが、糖質50gを摂るには、にんじんを700g前後食べることになります。 現実の1食では起こりません。
これを補うのがGL値(グリセミック・ロード)です。1食分の糖質量を反映した数字です。
| 食品 | GI値 | 1食分 | GL値 |
|---|---|---|---|
| 白米 | 約80 | 茶碗1杯(150g) | 約44 |
| にんじん | 約47 | 中1本(100g) | 約3 |
| スイカ | 約72 | 1切れ(200g) | 約7 |
| 食パン | 約75 | 6枚切り1枚 | 約20 |
| そば | 約54 | 1玉 | 約22 |
GI値ではにんじんとスイカが高い側に見えますが、GL値では低くなります。 実際の食事に近いのはGL値です。
数字が変わる条件
同じ食品でも、次の条件で上下します。
| 条件 | 変わり方 |
|---|---|
| 加工の程度 | 細かく挽くほど上がる(玄米<白米、粒<粉) |
| 調理時間 | 長く煮るほど上がる(アルデンテのパスタは低め) |
| 冷ます | 冷ました米やじゃがいもは下がることがある |
| 一緒に食べるもの | 脂質・タンパク質・食物繊維と一緒だと下がる |
| 食べる順番 | 野菜・タンパク質を先に食べると上がり方が緩やかになる |
単品の数字より、食事全体の組み合わせで決まります。
使える場面
| 場面 | 使い方 |
|---|---|
| 主食を選ぶ | 白米→玄米、食パン→全粒粉パン、うどん→そば |
| 食べる順番を決める | 野菜・肉→主食の順にする |
| 間食を選ぶ | 菓子パン→ナッツ・ヨーグルト |
使えない場面
- カロリーの代わりにはなりません。 低GIでも量が多ければ摂取カロリーは増えます
- 脂質の多い食品はGI値が低く出ます。 揚げ物・チョコレートは低GIですが、カロリーは高い方です
- 数字の細かい差に意味を持たせないでください。 測定条件で10前後は動きます
血糖の管理が必要な方へ
糖尿病の治療を受けている方は、GI値を自分の判断基準にせず、主治医と管理栄養士の指示に従ってください。 当サイトでは治療に関わる判断は扱いません。
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よくある質問
- GI値が低ければ体重が落ちますか
- GI値は血糖の上がり方を示す数字で、カロリーとは別です。低GIの食品でも、量が多ければ摂取カロリーは増えます。
- GI値とGL値の違いは何ですか
- GI値は糖質50g分で比べた数字、GL値は実際に食べる1食分に換算した数字です。実際の食事にはGL値の方が近くなります。
- 同じ食品でも数字が違うのはなぜですか
- 調理法、加工の程度、一緒に食べるもので変わります。GI値は固定された値ではありません。


