糖質制限でつまずく5つのところ
減らしすぎ、カロリー不足、隠れた糖質、便通の変化、外食との付き合い方。つまずく場所ごとに、何が起きているかと戻し方をまとめました。
この記事で分かることつまずきを5つに分け、それぞれ何日目に起きやすいかと、続けるための戻し方を並べている

1. 一度に減らしすぎる
最初の1週間で厳しい水準まで落とすと、そこで続かなくなります。
| 起きること | 時期 |
|---|---|
| だるさ・頭痛・集中しにくさ | 2〜5日目 |
| 空腹で間食が増える | 3日〜1週間 |
| 続かなくなり、元に戻る | 1〜2週間 |
戻し方:1日130g前後(ロカボ)から始めます。2週間続いてから、必要なら1段下げます。下げる前に、いまの水準で2週間続いていることを条件にしてください。
2. 減らした分を埋めていない
主食を抜くと、そこにあったカロリーが消えます。
| 抜いたもの | 消えるカロリー |
|---|---|
| ご飯 茶碗1杯 | 約230kcal |
| 3食すべての主食 | 約600〜700kcal |
埋めないと、1日の摂取量が基礎代謝を下回ることがあります。体は足りない分を脂肪と筋肉の両方から取り出します。
戻し方:タンパク質を体重1kgあたり1.6〜2.0g確保します。体重60kgなら96〜120gです。足りない場合は、卵・豆腐・鶏胸肉を1品足します。
3. 隠れた糖質を数えていない
主食だけ見ていると、合計が合いません。
| 見落としやすいもの | 糖質 |
|---|---|
| みりん 大さじ1 | 約8g |
| ケチャップ 大さじ1 | 約4g |
| 焼肉のたれ 大さじ1 | 約6g |
| カレールウ 1皿分 | 約15g |
| 春雨 乾50g | 約42g |
| かぼちゃ 100g | 約17g |
| バナナ 1本 | 約21g |
| 加糖の缶コーヒー 1本 | 約10g |
| スポーツドリンク 500ml | 約30g |
戻し方:最初の1週間は、食べたものを記録するだけにします。減らすのは2週目からです。何が入っているか分からないまま減らすと、何が効いたのかも分かりません。
4. 便通が変わる
主食には食物繊維が入っています。主食を減らすと、食物繊維も一緒に減ります。
| 食品 | 100gあたりの食物繊維 |
|---|---|
| ごぼう | 約5.7g |
| ブロッコリー | 約5.1g |
| 納豆 | 約6.7g |
| わかめ(水戻し) | 約5.8g |
| しめじ | 約3.0g |
| おから(生) | 約11.5g |
戻し方:野菜・海藻・きのこ・大豆製品を毎食に入れます。水分も一緒に増やします。糖質を減らすと体内の水分が減るためです。
5. 外食で仕切り直しになる
「完全にやめる」を目標にすると、外食のたびに続かなくなります。
戻し方:1食ではなく1週間で見ます。
| やり方 | 中身 |
|---|---|
| 外食の日を先に決める | 週1〜2回を、はじめから枠に入れておく |
| 外食の前後で調整する | 前日と翌日の主食を減らす |
| 店の中で言い換える | 「ご飯半分で」「たれではなく塩で」 |
つまずいたときに見るところ
| 症状 | 見るところ |
|---|---|
| だるい・力が出ない | 減らす幅が大きすぎないか。1段ゆるめる |
| 空腹が続く | タンパク質と野菜の量。脂質を少し足す |
| 体重が動かない | 総カロリー。糖質だけ見ていないか |
| 扱える重量が落ちた | 運動前後に糖質を20〜40g戻す |
| 便通が変わった | 食物繊維と水分 |
相談が必要な場合
不調が2週間を過ぎても続く場合、糖質の水準を戻したうえで、それでも続くなら医療機関で相談してください。糖尿病の治療中、腎臓の病気、妊娠中の方は、始める前に主治医に相談してください。
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よくある質問
- 始めて数日でだるくなったのはなぜですか
- 体内のグリコーゲンが減り、エネルギー源の切り替えが追いついていない時期です。水分と塩分が一緒に抜けていることも関係します。
- 体重が2週目から止まりました
- 最初に落ちるのは水分です。水分が抜け終わると動きが小さくなります。ここで減らす量をさらに増やすと続きません。
- 便通が変わりました
- 主食を減らすと食物繊維も一緒に減ります。野菜・海藻・きのこ・大豆で補います。


