脊柱起立筋
背骨に沿って縦に走る筋肉の集まり。上体を起こす、姿勢を保つ動きで働く。

どこにあるか
背骨の両側に沿って、首から骨盤まで縦に走っています。 1本の筋肉ではなく、いくつかの筋肉が集まった総称です。
深い層には、多裂筋などの短い筋肉もあります。
何をする筋肉か
上体を起こす動きと、姿勢を保つ働きです。
| 働き | 場面 |
|---|---|
| 上体を起こす | 前かがみから戻る |
| 姿勢を保つ | 立っている間ずっと |
| 背骨を支える | 重い物を持つとき |
立っている間、この筋肉は働き続けています。 意識して使う場面が少ないぶん、効いている感じが分かりにくい筋肉です。
鍛えると何が変わるか
背中を伸ばした姿勢を保ちやすくなります。
この筋肉が働きにくい状態が続くと、座っているときに背中が丸まりやすくなります。一方で、反り腰の方はこの部分が緊張していることがあります。
「弱いから鍛える」「硬いからほぐす」のどちらが必要かは、人によって違います。 文章だけで、どちらかを決めることはできません。
腰に痛みがある方へ
痛みがある状態で負荷をかけないでください。
腰の痛みには、筋肉以外の原因があります。当サイトでは、原因や治し方は扱いません。医療機関にご相談ください。
痛みがない状態で始める場合も、軽い動きから範囲を確認してください。
この筋肉を使う種目
| 種目 | 動き | 器具 | 音 | 難しさ |
|---|---|---|---|---|
| バックエクステンション(うつ伏せ) | 上体を起こす | なし | 静か | 初級 |
| バードドッグ | 支える | なし | 静か | 初級 |
| グッドモーニング | 股関節から曲げる | 軽いダンベル | 静か | 中級 |
| ルーマニアンデッドリフト | 股関節から曲げる | ダンベル | 中 | 中級 |
| デッドリフト | 引き上げる | バーベル | 大 | 上級 |
自宅なら、うつ伏せの種目とバードドッグで足ります。 デッドリフトは動きを覚えてからです。
よくある間違い
反らしすぎる。 うつ伏せで上体を高く上げるほど効くわけではありません。床から数センチ浮かせる範囲で十分です。
背中を丸めたまま重い物を持ち上げる。 股関節から曲げる動き(ヒップヒンジ)を覚えてください(脚の鍛え方)。
痛みを我慢して続ける。 腰は、我慢して鍛える場所ではありません。
同じ部位の他の筋肉
よくある質問
- 腰痛に効きますか
- 当サイトでは症状の改善については書きません。腰に痛みがある場合は、まず医療機関にご相談ください。自己判断で負荷をかけないでください。
- デッドリフトは必要ですか
- 必須ではありません。自宅では、うつ伏せで上体を起こす種目やヒップヒンジの動きでも働きます。
- 毎日鍛えてよいですか
- 姿勢を保つために日常的に働いている筋肉です。強い負荷をかけた翌日は、間を空けてください。