大円筋
肩甲骨の外側から上腕の骨につく筋肉。腕を引き下ろす、内側にひねる動きで働く。

どこにあるか
肩甲骨の外側の下のあたりから、上腕の骨の前側につきます。 脇の下にある小さな筋肉です。
広背筋とほぼ同じ場所につくため、動きも似ています。 「広背筋の小さい版」と説明されることがあります。
何をする筋肉か
腕を引き下ろす、後ろに引く、内側にひねる動きで働きます。
| 動き | 場面 |
|---|---|
| 腕を引き下ろす | 高い所から物を下ろす |
| 腕を後ろに引く | 引く動作全般 |
| 内側にひねる | 腕を体に巻き込む |
広背筋と同時に働くため、単独で意識することはほとんどありません。
鍛えると何が変わるか
脇の下の厚みが出ます。 背中を後ろから見たとき、脇のあたりの立体感に関わります。
ただし、上半身の輪郭に効くのは広背筋のほうが大きくなります。 この筋肉だけを狙う必要は、多くの場合ありません。
広背筋との違い
| 広背筋 | 大円筋 | |
|---|---|---|
| 大きさ | 大きい | 小さい |
| 始まる場所 | 背骨・骨盤 | 肩甲骨 |
| 見た目への影響 | 大きい | 限られる |
| 鍛え方 | 引く種目全般 | 同じ種目でいっしょに働く |
引く種目を続けていれば、この筋肉も使われています。
この筋肉を使う種目
| 種目 | 動き | 器具 | 音 | 難しさ |
|---|---|---|---|---|
| 懸垂 | 上から下へ引く | 懸垂バー | 中 | 中級 |
| ラットプルダウン | 上から下へ引く | マシン | — | 初級 |
| ダンベルロウ | 前から後ろへ引く | ダンベル | 中 | 初級 |
| プルオーバー | 腕を頭の上から引き下ろす | ダンベル | 中 | 中級 |
よくある間違い
この筋肉だけを狙おうとする。 小さい筋肉のため、専用の種目を組むより、引く種目全体を丁寧に行うほうが現実的です。
肩をすくめて引く。 僧帽筋の上部が主に働き、脇のあたりが使われにくくなります。
範囲が狭い。 腕を伸ばしきる位置から引き始めないと、この筋肉が伸びる場面がありません(可動域)。
同じ部位の他の筋肉
よくある質問
- 広背筋とは別に鍛える必要がありますか
- 引く種目でいっしょに働きます。この筋肉だけを狙う種目を組む必要は、多くの場合ありません。
- 小さい筋肉ですが意味がありますか
- 脇の下の厚みに関わります。ただし、上半身の見た目への影響は広背筋のほうが大きくなります。
- どの種目で使われますか
- 懸垂、ラットプルダウン、ロウなど、腕を引く種目全般です。