大胸筋
胸の正面にある大きな筋肉。腕を体の前に押し出す、内側に閉じる動きで働く。

どこにあるか
鎖骨から胸骨、肋骨にかけて広がり、上腕の骨に向かって収束しています。 扇のような形をしています。
起点の位置によって、上部・中部・下部に分けて考えます。
何をする筋肉か
腕を体の前に押し出す、腕を内側に閉じる動きで働きます。
日常では、重い扉を押す、荷物を胸の前で抱えるといった場面で使われます。
鍛えると何が変わるか
胸の厚みが出ます。上部が発達すると、鎖骨の下のくぼみが埋まって見えます。
上半身の輪郭は、大胸筋の厚みと広背筋の広がりの組み合わせで決まります。押す種目だけを続けると、前後の差が広がって巻き肩の姿勢になりやすくなります。
角度で使われる場所が変わる
| 種目 | 体の角度 | 主に使う場所 |
|---|---|---|
| インクラインプッシュアップ(手を高く) | 頭が高い | 下部 |
| 腕立て伏せ | 水平 | 中部 |
| デクラインプッシュアップ(足を高く) | 足が高い | 上部 |
器具がなくても、台の使い方で3種類の負荷が作れます。
この筋肉を使う種目
| 種目 | 器具 | 音 | 難しさ |
|---|---|---|---|
| 膝つき腕立て伏せ | なし | 静か | 初級 |
| 腕立て伏せ | なし | 静か | 初級 |
| ダンベルプレス | ダンベル・ベンチ | 中 | 初級 |
| ダンベルフライ | ダンベル・ベンチ | 中 | 中級 |
| ベンチプレス | バーベル・ベンチ | 大 | 中級 |
| ディップス | ディップスバー | 静か | 中級 |
よくある間違い
肘を真横に開く。 肩を痛めます。体に対して45〜60度に収めてください。
下ろす範囲が浅い。 胸が床に近づくまで下ろせない場合、膝つきに戻して範囲を確保します(可動域)。
腰が反っている。 腕立て伏せで腰が落ちると、腹に力が入っていません。頭からかかとまで一直線を保ちます。
同じ部位の他の筋肉
よくある質問
- 腕立て伏せだけで大きくなりますか
- 始めたばかりの時期は変わります。ただし負荷は体重までなので、20回を超えるようになったら重さを足す段階です。
- 上部と下部は分けられますか
- 1つの筋肉ですが、押す角度で使われる割合が変わります。角度を変えた種目を組み合わせます。