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糖質制限をしながら筋トレをすると、何が起きるか

2026年8月27日 公開

扱える重量が落ちる理由、いつから落ちるか、トレーニングの前後だけ糖質を戻す方法まで、体の中で起きていることを順に整理しました。

この記事で分かること糖質の水準ごとに、トレーニングの内容がどう変わるかを1週間単位で並べている

背中に空を指す燃料計を背負って、痩せた男性がバーベルを持ち上げるイラスト

何がエネルギー源になっているか

筋トレのように短時間で強い力を出す運動では、筋肉に蓄えられたグリコーゲンが主なエネルギー源になります。グリコーゲンは、食べた糖質から作られます。

運動主なエネルギー源
筋トレ(8〜12回で限界になる重量)グリコーゲン
短距離走・インターバルグリコーゲン
ゆっくり歩く・軽いジョギング脂肪の割合が高い

糖質を減らすと、この蓄えが小さくなります。 影響が出るのは、強度の高い運動からです。

いつから落ちるか

グリコーゲンは体内に300〜500g程度蓄えられています。糖質を大きく減らすと、数日で目減りします。

時期起きること
1〜3日目蓄えが減る。体重が1〜2kg動く(水分)
3日〜2週間重量・回数が落ちやすい。だるさが出る人もいる
2週間以降体が脂肪をエネルギー源に使う割合が上がり、落ち着くことがある

グリコーゲンは1gにつき約3gの水分と一緒に蓄えられています。最初に落ちる体重の多くは水分です。 ここを脂肪が減ったと読むと、後の判断を間違えます。

水準ごとに、トレーニングがどう変わるか

糖質の水準1日の量トレーニングへの影響
ゆるい(ロカボ)70〜130gほぼ変わらない。主食を減らす程度
中程度50〜70g後半のセットで回数が落ちやすい
厳しい(ケトジェニック)20〜50g高重量・高回数の日はこなしにくい

筋トレを続ける前提なら、ゆるい水準を選んでください。 減らす幅を大きくするほど、トレーニングの内容が削られます。

前後だけ戻す

糖質を抑えたまま運動の質を保つ方法として、トレーニングの前後にだけ糖質を置くやり方があります。

タイミング量の目安例
運動の1〜2時間前20〜40gおにぎり1個、バナナ1本、食パン1枚
運動の直後20〜40gおにぎり1個、和菓子1個

1日の枠の中で、使う場所を運動の前後に寄せるという考え方です。枠そのものを増やすわけではありません。

タンパク質は減らさない

糖質を減らすときに、タンパク質まで一緒に減ってしまう人がいます。主食を抜いた分を野菜だけで埋めた場合に起きます。

体重1kgあたり1.6〜2.0gが、筋トレをしている人の目安とされています。体重60kgなら96〜120gです。

食品1食分タンパク質
鶏胸肉(皮なし)100g約23g
卵1個約6g
木綿豆腐半丁(150g)約10g
鮭1切れ(80g)約18g

記録の読み方

糖質を減らした直後に重量が落ちたとき、それはトレーニングの失敗ではありません。 エネルギー源が少ない状態で同じ重量を求めると、フォームが崩れて怪我につながります。

  • 重量を落として回数を保つ
  • セット数を減らして質を保つ
  • 糖質の水準を1段ゆるめる

このいずれかで対応します。記録が落ちた週を、そのまま自分の実力として残さないでください。

計算してみる

よくある質問

糖質制限中は筋トレをしない方がいいですか
やめる必要はありません。ただし重量や回数が落ちやすいため、記録が落ちたときに自分の力が落ちたと考えないでください。
トレーニング前に何を食べればいいですか
糖質を抑えている場合でも、前後に20〜40g戻すと動きやすくなります。おにぎり1個、バナナ1本が該当します。
有酸素運動なら影響は小さいですか
強度の低い有酸素運動は脂肪をエネルギー源にする割合が高く、影響は小さくなります。強度が上がるほど糖質を使います。

この記事に出てきた言葉

用語辞典 →
ケトジェニック
糖質を極端に減らし、脂質を主なエネルギー源にする食べ方のこと。1日の糖質を50g以下にすることが多い。
グリコーゲン
体に蓄えられた糖のこと。肝臓と筋肉に蓄えられ、運動のエネルギー源として使われる。
インターバル
セットとセットの間に取る休憩時間のこと。目的によって30秒から5分まで変わる。
タンパク質
筋肉や臓器、髪や爪の材料になる栄養素のこと。1gあたり4kcal。
セット
連続して行うレップのまとまり。「10レップ×3セット」なら、10回を3回繰り返して合計30回になる。
次にやることジムを考える一人では続かなかったら。総額・通える時間・解約の条件の3つで絞ります。