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PFCバランスの決め方

2026年8月27日 公開

タンパク質から先に決める順番、目的別の比率、1日のカロリーからグラム数に直す計算を表にしました。3つの目的で数字を出しています。

この記事で分かることPFCを比率ではなくグラム数で決める順番を示し、増量・維持・減量の3パターンで実際の数字を出している

痩せた男性が、肉とバターとご飯茶碗を片足立ちでお手玉しているイラスト

3つの栄養素

栄養素1gあたり主な役割
P:タンパク質4kcal筋肉・臓器・酵素の材料
F:脂質9kcalホルモン・細胞膜の材料、エネルギー
C:炭水化物4kcalエネルギー源

脂質だけが1gあたり9kcalです。 他の2つの2倍を超えます。

決める順番

比率から入らないでください。 「P3:F2:C5」のような比率で決めると、体重が反映されません。

順番決めるもの決め方
1タンパク質体重1kgあたり1.6〜2.0g
2脂質総カロリーの20〜30%(下限は20%)
3炭水化物残り全部

計算の例:減量中

体重60kg・総消費カロリー2,000kcal・目標1,600kcalの場合です。

順番計算結果
1. タンパク質60kg × 1.8g108g(432kcal)
2. 脂質1,600kcal × 25% ÷ 944g(400kcal)
3. 炭水化物(1,600 - 432 - 400) ÷ 4192g(768kcal)

比率にすると P27:F25:C48 です。比率は結果として出るものです。

目的別の例

体重60kgの人の3パターンです。

目的総カロリーPFC
増量2,400kcal108g67g372g
維持2,000kcal108g56g248g
減量1,600kcal108g44g192g

タンパク質は3つとも同じです。 変わるのは脂質と炭水化物です。

脂質を下げすぎない

脂質は、ホルモンの材料であり、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収にも関わります。

総カロリーに対する割合判定
20%未満下げすぎ
20〜30%標準的な範囲
30〜40%高い側。低糖質の場合はここに入る

1,600kcalなら、脂質の下限は約36gです。ここを下回る設定にしないでください。

低糖質の場合

炭水化物を減らす分、脂質が増えます。

方法PFC
標準108g44g192g
ロカボ108g90g130g
ケトジェニック108g130g30g

同じ1,600kcalでも、配分は大きく変わります。 どれもカロリーの合計は同じです。

食品をグラムに直す

1日のPFCを、実際の食品に置き換えます。体重60kg・減量中(P108・F44・C192)の例です。

食事内容PFC
朝卵2個・納豆1P・ご飯150g19g15g57g
昼鶏胸肉150g・ご飯150g・野菜40g5g60g
夜鮭1切れ・豆腐半丁・ご飯100g33g13g40g
間食プロテイン1杯・ナッツ15g24g10g5g
合計116g43g162g

ぴったり合わせる必要はありません。 ±10%の範囲に収まっていれば足ります。

記録の仕方

やり方続けやすさ
アプリで毎食記録する正確。手間がかかる
1週間だけ記録して、型を作る型が決まれば記録をやめられる
主食の量だけ記録する大まかだが続く

最初の1週間だけ記録して、食事の型を3〜4通り作ってください。 型ができれば、毎日計算する必要はなくなります。

計算してみる

よくある質問

PFCとは何ですか
Protein(タンパク質)、Fat(脂質)、Carbohydrate(炭水化物)の頭文字です。1gあたり、タンパク質4kcal、脂質9kcal、炭水化物4kcalです。
どれから決めますか
タンパク質です。体重から必要量が決まるためです。次に脂質の下限を決め、残りを炭水化物に割り当てます。
比率は何対何がいいですか
比率から入ると体重が反映されません。タンパク質のグラム数を先に決め、結果として比率が出る順番にしてください。

この記事に出てきた言葉

用語辞典 →
ケトジェニック
糖質を極端に減らし、脂質を主なエネルギー源にする食べ方のこと。1日の糖質を50g以下にすることが多い。
PFCバランス
タンパク質・脂質・炭水化物を、1日の食事の中でどの割合で摂るかを表したもの。
総消費カロリー
1日に使うカロリーの合計。基礎代謝に、動いた分と食事で使う分を足したもの。
タンパク質
筋肉や臓器、髪や爪の材料になる栄養素のこと。1gあたり4kcal。
低糖質
1日に摂る糖質の量を減らす食べ方のこと。減らす量によって呼び方が変わる。
糖質
炭水化物から食物繊維を除いたもの。1gあたり4kcalで、体を動かすときの主なエネルギー源になる。
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